初心者向けにBLD解説してみる-苦しみを共有しましょう-

  • 初めましての方は初めまして。

私のことを知っている人はこんばんちわ。梅子と申します。

この記事はSpeedcubing Advent Calendar 2022 - Adventar12日目の記事です。

昨日の記事 たいへいさんの3style習得法 - TAIHEIcuber’s blog

明日の記事 暇人のキューブ日記さんの【脱初心者】ピラミンクスの指南書

初めて私の記事を読む方もいると思うので、軽く自己紹介をします。

 

名前:梅子(うめこ)よく本名?とか由来は?とか聞かれますが、本名でもなければ、由来も特にないです。つまり適当です。

出身:広島県

キューブ歴:1年半

メイン競技:BLD(でありたい)

大会参加数:5回(SCJ大会含む)みなとみらい、大田BLD、下関、用賀A、綾瀬A

 

まあこんな感じです。よろしくお願いします。

少し宣伝になるのですが、私は広島県を中心とした瀬戸内地方でキューブオフ会を開催しています。ぜひチェックをお願いします。 @STURCC

 

 

 

さて、本題に入っていくのですが、本ブログではBLD成功までにどのようなことがあったのかを書いていきます。今まであまり触れて来ませんでしたが、成功するまでにどのような練習をしたのか、など技術的なところも書いていければなと思います。高度な知識はないのですが、自分にもできそうかもと感じていただければ嬉しいです。

BLDerになりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

<きっかけ>

BLDを始めたきっかけは,やっぱり今年の4月に行われたみなとみらい2022。

この大会ではTribox SCTのまっさんがBLD部門で平均単発ともにNRを更新しました。

この大会は,私にとって初めての大会参加だったのですが,目の前で日本記録が出たのを見て,心を打たれました。元々BLDやりたいな〜と思っていたのですが,これがきっかけとなり,目を瞑ることにしました。

 

<理解>

 

BLD勉強したての頃は,コーナーBLD、エッジBLD、パリティ、CO、EO、ねじれループ、バッファなんだそれ状態でした。

私はとにかく手順をそのまま覚える人なので(よくない),最初M2法の手順をそのまま覚えようとしていました。しかし,BLDは理解をすることが大切であるという助言をもらい,そのまま手順を覚えるより,なぜそのパーツがこの手順でここに動くのか,など動きを理解することを意識しなければならないことに気づきました。

確かに,覚えればある程度はできるようになるかもしれませんが,後々苦労することになるので(自分がそうだった)理解しながら手順を手に馴染ませていきましょう。

 

<練習方法>

最初のうちは、コーナーとエッジを分けて練習していました。

CS Timerでコーナーのみ、エッジのみを選択できるので,その機能を活用していました。

個人的に,エッジよりもコーナーの方がやりやすいな,と感じていたのでまずはコーナーから取っ掛かるのがいいかもしれません。

コーナーもエッジもルーズリーフに分析文字列を書いてパリティがある際はパリティと書くなどまずは分析を確実にできるように心がけました。しかし、分析をする前にナンバリングを完璧にしておかなければならなかったので、キューブを 2つ用意してナンバリングを確実に覚えました。そうすることで、この色はけ!!だと頭に浮かびやすくなってきます。

手順は、とにかく回しまくりました。恥ずかしい話、大会まで1ヶ月しかないのにBLDを始めたため本当に良くないのですが手順を丸暗記しました。でも、なんだかんだ手順が染みいているのでTPSは爆上がりしました。でも、これからBLDを始める方はなんでこうなるのか、などちゃんとBLDを理解しながら練習しましょう。私は馬鹿なので手順が書かれた紙を大学の講義を受けている際に机のはじにおいてチラ見とかしながら頭で唱えていました。苦しかったです。最初のうちはナンバリングの書かれたキューブをチラ見しながら紙に書いて分析、次は目を瞑らず開眼で実行し、きちんと揃うようになったら目を瞑って実行するのがいいと思います。

私はTwitterの機能のスペースを使ってBLDerの皆さんにお世話になっていました。このように、上級者の方に教えてもらうというもの練習をしていく上で大切なことです。自分で解説をみてもわからない時は、直接質問をすることを徹底していきましょう。

Twitterにscrambleを貼るのもいいかもしれませんね。

少しずつでいいので頑張りましょう。BLDは諦めなければ揃うようになります

 

<解き方>

私は、最初にエッジをストーリーで記憶し、次にコーナーを音記憶して、コーナーを先に実行し、その後にエッジを実行するコーナーファーストの解法を使っています。

この解法はを使っている人は少ないそうですが,少ない原因となっているのはやはりパリティかなと思います。

この解法では,先にコーナーを実行するわけですが,コーナーの分析文字が「奇数」だった場合,最後に分析した文字をエッジの実行が終わった後まで残しておいて,そこで実行しなければなりません。コーナーの文字数が偶数であれば、出てきた文字をそのまま実行してエッジを実行すれば揃います。偶数だととても嬉しいです。

ですが、奇数だった場合、最後までその1文字を覚えておかないといけないので、エッジのイメージのせいで忘れてしまうリスクがあります。苦しいです。

そのリスクを回避するためにやっていることなのですが、例えばコーナーの最後の文字が「け」だった場合は、毛を頭の中でイメージしておきます。そうすることで、思い出すことができました。

私は謎にコーナーBLDがBLDを始めた初期から得意で,最近では記憶は必ずと言っていいほどSub10をします。これが正しいのかは分かりませんが,エッジファーストからコーナーファーストに解法を変えてから劇的にタイムが伸びました。リスクは大きいですが、自分はこれが向いていたので、是非やってみてください。    

 

初心者の方は、エッジファーストが最適かなと思います。

エッジファーストは

記憶 コーナー(ストーリー記憶)→エッジ音記憶)

実行 エッジ→コーナー

が基本です。

 

しかし、慣れるまではどちらともストーリー記憶が良いかなと感じます。

<タイムの変化>

 

 

最初は軽い気持ちでした。後々辛い苦しい思いをするなんて予想なんてしていなかったです。

コーナー初成功!!!
本当に苦しかったです。なぜなら手順丸暗記だから。授業中に必死に覚えていました。

なんか知らんけど3日くらいでSub1分しました。

コーナーBLDerになれということだったのでしょう。

 

エッジ初成功!!!レターペア意味不明で草

でも変だからこそ記憶に残りやすかったんでしょうね。

BLD通し初成功!!!!

1ヶ月くらいでやっと成功しました。本当に嬉しかったです。

大会前で本当に本当に絶望の淵に立たされていた私ですが、こんな私でも揃いました。

あの頃の自分は本当に大荒れだったと思います。暖かく見守ってくださったキューバーの皆様ありがとうございました。タイムは13分ほどでした。

1週間でSub5分した時のです。初成功から8分ほど縮めることができ、自信にも繋がりました。

大田大会前日のPBです。めっちゃ早い。この時は謎に揃うんじゃないかと希望に満ち溢れていました。(フラグ)

 

 


瀬戸内キューブ会でBLD成功した時のものです。初めて公共の場で成功させました!!

タイムも 2分ととてもはやかった!!!!

コーナーSub10!!!

記憶1

 

Sub60,Sub50びっくりですね。綾瀬前からコーナーファーストに移行して一気に成長しました。こんなに早くなるとは思っていませんでした。

 

多くの困難を乗り越えてきた私ですが、まだ大会で揃ったことがありません。つまり、公式記録を持っていないということです。

4大会連続DNFです。ここまで努力し続けてこれたのは大会で悔しい思いをしたからこそだと思います。大会に参加してDNFするたびにBLDやめてやると思っていますが、やめていません。BLDは努力すれば揃います。

 

 

<BLD解法>

伝わるか分かりませんが、BLDの解き方をざっくり書いてみようと思います。

(ちゃんと理解できているかの確認です)

BLDは、ルービックキューブに文字を割り振り、書かれた文字を記憶し、それに対応した手順を回すことで揃います。

つまり、分析(パーツの色を見て文字列を覚える)→実行ということです。

解法についてですが、コーナーはOP法、エッジはM2法という解法を使います。これから分析、実行のやり方を説明してみます。よろしくお願いいたします。

 

<ナンバリング>

まずは普通のルービックキューブを用意してください。なんでも大丈夫です🙆‍♀️

直接キューブに書くのもいいですが、百均などで売られているちっこい丸シールを貼ることをおすすめします🙆‍♀️

私が使っているナンバリングはまっさんナンバリングです。これを使って説明します。

まっさんナンバリングでは、時計回りにあいうえ(白面)、かきくけ(緑面)、さしすせ(赤面)、なにぬね(橙面)、はひふへ(黄色面)たちつて(青面)と振っています。

分析をするとき、パーツの色を見るわけですが、色だと覚えにくいです。なので、こうしてキューブに文字を振ることによって分析をわかりやすくします。

ナンバリングを覚えないと、分析すらできないわけですから、苦しいですよね。最初は見ながらでいいのでゆっくり覚えていきましょう!!!

 

<パーツの名称>

 

まず、エッジパーツの位置関係を表す際に使う名称を理解していきましょう。

画像を見てください。UFというのは、U面とF面に接しているエッジパーツの内、U面の方の色のことを指します。FUというのはもう一方の色のこと、つまり緑の色を指します。

 

他のパーツも同様に表します。

コーナーの名称について説明します。

まず、UFRというのはU面とF面とR面に接しているコーナーパーツのうち、U面の色のことを指します。

FURというのは、F面の色のことを指します。

RUFも同様に、R面の色のことを指します。

他のパーツも同様に表します。



これはDFバッファといいます。これは、エッジの分析の際に出てくるので後ほど説明します。


これはコーナーのUBLバッファと呼びます。こちらも後ほど説明します!!

 

<コーナーOP法>

コーナーを目隠しで解く際に使うのはOP法です。

OP法では、変形Yパームという新手順を使います。なのでまずはこの手順を覚えましょう。

 

変形Yパームの手順は

(RU'R'U')(RUR'F')(RUR'U')(R'FR) です。

この手順は、Yパームの最初と最後のFを取った手順になっています。比較的覚えやすいと思うので、頑張って覚えましょう。

変形Yパームを使うことによってバッファとRFD(ターゲット)の位置が入れ替わります。


この原理を使って、バッファと任意のコーナーを交換するのがOP法です。

そうすることで、コーナーを揃えることができます。

 

例えば、バッファとRBUを交換したい時、①R2してRFDの位置に持ってきます。持ってきたら、そこで②変形Yパームを回します。そうすると、バッファのパーツがターゲット(RFD)に入ります。しかし、変形Yパームを回しただけでは完全には戻っていませんよね。なので、最初やった手順の③逆手順(今回はR2なのでR2)を回してあげます。すると、なんということでしょう揃いました。

R2をしてこの状態になったら変形Yパームを回します。

 

変形Yパームをしたらこの状態になります。

③最初に回したR2の逆手順(R2)を回します。


揃いました!!!


コーナー手順
変形Yパーム (RU'R'U')(RUR'F')(RUR'U')(R'FR)
セットアップ
UBR [R D']
UFR [F]
UFL [F R']
FUL [F' D]
FUR [R2 D']
FDR [D R]
FDL [D]
RFU [R']
RBU [R2]
RBD [R]
RFD []
BRU [R' F]
BLD [D' R]
BRD [D']
LFU [F2]
LFD [F2 R']
LBD [D2]
DFL [F']
DFR [D' F']
DBR [R2 F]
DBL [D F']

これらがコーナーOP法の手順となります。

1度これらの手順を回してみてください。先ほど説明した原理の通りにパーツが動いていることがわかると思います。コーナーは比較的回しやすい手順なので、すぐ手に馴染むようになると思います。頑張りましょう!!

 

ちなみに私は大会までの時間がなさすぎて、手順を丸覚えしていました。(恥ずかしい)

しかし、冷静にパーツがどのような原理で動いているのかを理解することによって、より理解が深まると思います。時間がないからといって丸覚えするのは極力やめましょう。

(丸覚えする理由にはならない)

 

<エッジM2法>

エッジを目隠しして解くには、M2法を使います。

M2法では、その名の通りM2を使います。

M2を使うことによって、UB(ターゲット)とバッファが入れ替わります。

この原理を使って、バッファと任意のエッジを交換するのがM2法です。

そうすることで、エッジを揃えることができます。

 

例えば、バッファとFRを交換したい時、①URU´してバッファにあるパーツを入れたい位置をUBに持ってきます。持ってきたら、そこで②M2を回します。そうすると、バッファのパーツがUB(ターゲット)に来ます。しかし、M2を回しただけでは完全には揃っていませんよね。なので、コーナーの時と同様に③逆手順を回してあげます。(今回はUR´U´)

すると、正しい位置にパーツは入ります。

①URU´してバッファにあるパーツを入れたい位置をUBに持ってきます。

②M2します。

 

③逆手順(UR´U´)を回す


揃っていませんがこれで合ってます!!

エッジ手順
UB [M2]
UR [R U R' U' M2 U R U' R'] 
UF [U2 M' U2 M']
UL [L' U' L U M2 U' L' U L]
FU [D M' U R2 U' M U R2 U' D' M2]
FR [U R U' M2 U R' U']
FL [U' L' U M2 U' L U]
RU [B' R B M2 B' R' B]
RB [R B' R' B M2 B' R B R']
RD [B' R' B M2 B' R B]
RF [B' R2 B M2 B' R2 B]
BU [(U'M')×3 U'M  (U'M')×4]
BL [U' L U M2 U' L' U]
BD [M2 D U R2 U' M' U R2 U' M D']
BR [U R' U' M2 U R U']
LU [B L' B' M2 B L B']
LF [B L2 B' M2 B L2 B']
LD [B L B' M2 B L' B']
LB [L' B L B' M2 B L' B' L]
DR [U R2 U' M2 U R2 U']
DB [M U2 M U2]
DL [U' L2 U M2 U' L2 U]

パリティ手順
(D' L2 D) M2 (D' L2 D)

 

エッジ手順はこれらの通りです。

しかし、皆さんに悲報です。例外の手順があります。

UF,FU,UB,BU,DB,BDは丸暗記するしかありません。

これは理解するというよりかは、暗記した方が早いです。

 

 

やはり、コーナーと違い回し間違えやすいかもしれません。逆手順を回す際に手に馴染んでいる手順に手が吸い寄せられてしまい、グシャってしまうことが多かったです。これも、パーツの動き方を確実に理解しましょう。

これもまた大会まで時間がなかったため丸暗記しました。参考にしないようにしましょう。

 

 

 

<分析方法>

コーナーとエッジの分析方法は基本的には同じです!バッファを起点にパーツが行くべき位置を辿っていきます。

コーナーはUBL、

エッジはDFをバッファとします。

分析中にバッファに入るべきパーツの文字、

コーナーは、あ、な、ち

エッジは、く、は

が出てくるとそこで分析が一旦終わります。

しかし、あれれまだ分析してないところがあるんだが!?!?となりますよね。

その場合は、分析してないところどこでもいいのでそこを仮のバッファ的な感じにして、新たに分析を始めます。つまり、1ループで分析が終わることもあるけど、途中でバッファに入るべきパーツの文字が出てきたりするたびに文字数が増えるということです!ループがあるごとに文字数増えます!!だるいですよね。出んなって感じです。

なので、最初の1ループ目の分析と同じで、バッファ(仮)を起点としてパーツが行くべき位置を辿って、最終的に最初に置いた文字に接したパーツに戻ってきたら分析完了です!!

 

わけわかんねえよって感じですよね。実際にスクランブルで練習してみましょう。

①コーナー

 

scramble

F2 L2 B2 R2 D2 B2 D F2 L2 B2 R2 U2 F' U' B2 U F U

文字列 へけ いうえい くせ      

 

解説

バッファを見ると黄青橙ですね!これは、どこにあるべきパーツですか?

そうです!このパーツはDBLにあるべきパーツです。なので、「へ」という分析が正しいです。素晴らしいですね。

それではこの感じで分析していきましょう。DBLのパーツを見ると緑黄橙ですね。

これはどこにあるべきパーツですか?

そうです!このパーツはFDLにあるべきパーツです。よくできました。

しかし、ちょっと待ってください。FDLのパーツを見ると青白橙になっています。このパーツはなんでしたっけ?そうです、このパーツはバッファに入るべきパーツでしたよね。

なので、ここで1度目のループが切れました。ループが切れたので、まだ分析していないパーツから2ループ目を始めましょう!!!

では、UBRをループの始点としましょう。

 

分析を開始する前に、始点の「い」を追加します。まあ仮のバッファみたいな感じです。

追加したら分析を始めましょう。

UBRのパーツは「う」の場所、UFRのパーツは「え」の場所、UFLのパーツは「い」の場所なので、無事仮のバッファ、始点の「い」に行くべきなのでここまで分析したらループは終わりです。

現時点での分析文字列は へけ いうえい です。

 

あれれ、まだパーツが残ってる!! しかし、残ったパーツを見てください。パーツのあるべき位置は合っているけれど、向きが合っていませんよね。つまりこれをCOと呼びます。COの分析方法を覚えていますか??COは、揃っていないものとみなします。

なので、新しくループの始点を決めます。私はFDR「く」を始点とします。このパーツはRDF「せ」の位置にきますね。これでCOの分析は完成です。

 

へけ いうえい くせ

これが分析文字列です。

 

ということで分析が全て終わりました!!よく頑張りましたね。これであなたもコーナーBLDerです。

 

 

 

②エッジ

エッジの分析は少し厄介で、

か、つ、ふ、う この4つの文字が偶数回目に出てきたら逆の手順を回さなければなりません。

 

か→つ

つ→か

ふ→う

う→ふ

 

となります。

 

 

例えば、 分析で 「たか うい」 という文字列が出来たとします。

まず、たを普通に実行します。

次、「か」がでてきますね?

これは偶数番目に出現した文字なので、「か」の手順ではなく、「つ」の手順を回します。

その次、「う」が出てきましたが、これは奇数番目なのでそのままうを実行してください!

その次のいもそのままです!

 

このように、奇数番目に出てきたら逆の手順を回す、という厄介なことがありますが慣れたらできるようになります。

コツとしては、2文字ずつ切って偶数奇数分かりやすくすることです。最初は紙に書くでも良いので逆の手順を回すんだ!と言うことを頭に入れておきましょう。

分析する際ですが、私はそのままたかうい、と分析しています。実行する時に、即時に判断して逆を回す、という感じです。ゆっくりでいいので頑張りましょうね。

 

また、エッジは分析文字数が奇数の場合パリティが発生します。

パリティ手順は(D' L2 D) M2 (D' L2 D)です。

この手順を最後に回すことでエッジは揃います。

エッジには、入る位置は合っているけど、向きは違うEOがあります。

EOの処理は、コーナーのCOの処理と同じなので省略します。

 

scramble   F' R2 L2 F L F B' D R2 F2 D' R2 L2 D' F2 U2 R2 B2

分析文字列 けち つき てた うな さ すへ ひ  (12文字)

 

解説

まず、バッファを見ます。

このパーツが入るべき位置はFL(け)

FLにあるパーツが入るべき位置はBL(ち)

BLにあるパーツが入るべき位置はBD(つ)

BDにあるパーツが入るべき位置はFR(き)

FRにあるパーツが入るべき位置はBR(て)

BRにあるパーツが入るべき位置はBU(た)

BUにあるパーツが入るべき位置はUF(う)

UFにあるパーツが入るべき位置はLU(な)

LUにあるパーツが入るべき位置はRU(さ)

となります。

しかしRUにバッファのパーツがあるのでここで一旦1ループ目の分析が切れます。

分析方法は、コーナーと同じなのでまた新たな場所からループを始めます。

私はRD(す)から始めることにします。これを仮のバッファみたいな感じにします。

RDにあるパーツが入るべき位置はDL(へ)

DLにあるパーツが入るべき位置はDR(ひ)

です。

 

RDを始点としたので、RDと接しているDRに戻ってきたのでこれで分析は完了です。

ということで、分析文字列は けち つき てた うな さ すへ ひ  (12文字)

となります。

 

 

頑張りましたね。これであなたもエッジBLDerです!!!

 

エッジにもEOがありますが、これもコーナーと同様に解けます。

このスクランブルでは偶数回目に例外手順がなかったのですが、万が一偶数回目に例外手順があった場合には忘れずに回しましょう。

 

☆分析する際の注意点

分析する際に、 記憶するために2文字ずつで区切って、単語にして覚えます。これをレターペアと呼びます。

レターペアを作る際に注意点があります。

例えば、「けは」という2文字が分析する際に出てきた時に「ケバブ」という単語にするとします。私はまっさんナンバリングを使っているので、「ふ」もナンバリングに含まれています。なので、間違えて「ふ」を実行しかけたことがあります。

本来は「けは」のみを実行するのが正しいので、間違えて「ふ」を実行しないように気をつけましょう。2文字ずつで区切るのがいいかもしれません。

 

☆コツ

レターペアを作る際にコツがあります。1つ目は、独特な言葉を使うことです。

私は「ぬか」をぬか漬けにしたり、「けは」をケバブにしたり、「ねけ」を寝ゲロにしたり、「ぬえ」をぬえっちにしたり、「けか」を結果から申しますと、にしたりしました。

とても印象に残りやすいので、ぜひやってみてください!!

 2つ目は、似ている音を代わりに使うことです。例えば、「けぬ」という分析文字が出てきた際に「ぬ」を「ん」にすることでレターペアを作りやすくなります。「けん」にすることで剣、健太郎、ケンジ、けんっちなど想起しやすいです。

 

<実行>

実行は、覚えた文字列の手順を順に実行していきます。

私はコーナーファーストなのですが、今回はエッジファーストの説明をします。

エッジファーストはコーナーエッジの順番に記憶し、エッジコーナーの順番に実行します。

最後に奇数の場合コーナー1文字残して実行しなければならないコーナファーストと違い、そのまま実行することができます。頑張ってください!!

私は謎にTPSが高いと言われるのですが,指を速く動かしすぎることによって実行ミスをすることが多々ありました。

手順が手に馴染んでいなく,まだ曖昧だった時に,完璧に覚えた手順に手が吸い寄せられて回し間違えるということがありました。

それに加え,勢い余って変なところを回してしまったり2層回しをしてしまったりと,困り果てていました。

手を速く動かすこともタイムを縮めるにあたって大切なことですが,最初のうちは確実に手順を回せるようにしていきましょう。

<最後に>

BLDは,揃わないと苦しいけど,揃うと楽しいです。私はBLDに成功するまで少し時間がかかってしまいましたが,揃うようになってからはタイムが大幅に縮まったりと喜びを感じることができています。5大会連続DNFだった時は流石に心が折れてBLDなんかやるものじゃないからやめてやる。とか思いました。しかし,その苦しみを乗り越えたからこそ,今BLDを楽しむことができています。この記事を見た方の中で,少しでもBLDに興味を持ってくれた人がいると嬉しいです。

私のブログではBLDの全てを理解することは難しいと思いますが、BLDを勉強していく際に、あー梅子あんなこと言ってたけどこれのことか、みたいな感じになってくれるのが1番です。他にもBLDについてわかりやすく解説してくれているブログがあるので、本気で成功させたい方はそちらも見るといいとなお良いと思います。

 

Happy BLD LIfe

楽しいキューブライフを送りましょう。

長くなりましたが、ご拝読いただきありがとうございました。